ラオス

静かな街を走るトゥクトゥクは
愛らしく騒がしい

世界遺産に登録されているルアンパバーンはコンパクトな街で中心街だけなら徒歩でも観光が可能。内陸国のラオスは農耕がメインののどかな国で世界中から観光客を集めるルアンパバーンではあっても街は基本的にいつも静かです。ここで「基本的に」と記したのはその静寂をやぶるかのようにけたたましい音をたてて走る「トゥクトゥク」の存在があるからです。バイクの後ろに乗車スペースを付けた三輪タクシーのトゥクトゥクは色とりどりに装飾されたラオスならではのレトロなトランスポーター。ルアンパバーンを訪れるなら是非一度は乗車体験していただきたい愛らしい乗り物です。



 世界見聞LOG 

現役で走るトゥクトゥクをよく見ると
「DAIHATSU」のロゴが…

 

東南アジアでよく見る三輪タクシーには「トゥクトゥク」の他に「リクシャー」や「バジャイ」などの呼び名があります。「サムロー」や「シクロ」のような自転車ベースの人力車ではなくエンジン付きであることが特徴で、その走行音から「トゥクトゥク」と呼ばれるようになったそうです。ルアンパバーンを走るトゥクトゥクに「DAIHATSU」のロゴをよく見かけますが、これは同社のミゼットが一時期ODA(政府開発援助)でタイに輸出されたから。1957から72年までの生産といいますから「昭和レトロ」な乗り物です。


 

環境に配慮した観光地づくりで
トゥクトゥクは消えていくのか?

 

三輪タクシーは乗車体験が楽しく小回りがきくこともあって観光客には人気の乗り物。ところがエンジンが古く排気ガスによる環境問題もあって禁止される国も出てきています。車輌の老朽化もありますから、そう遠くはない将来にこの愛らしい乗り物は姿を消してしまうかもしれません。一方でフィリピンなどでは電動三輪タクシーの開発が進んでいるようです。日本も2013年から対ラオスのODAによるEV(電気自動車)都市開発のプロジェクトがスタートし電気自動車の提供と充電拠点に配備が行われています。内陸国で海外とつながる港がないラオスではガソリンベースの自動車産業が高コスト。メコン川の水力発電インフラを利用すれば電気自動車に普及の方が効率的なので、日本の力でラオスをEV先進国に…という狙いのようです。


 

ラオスの静けさを生み出しているのは
トゥクトゥクの存在なのかも?

 

この写真はルアンパバーンのメインストリートで織物や土産物を売る露天商を撮った昼下がりの1枚。目の前を通り過ぎていくトゥクトゥクの轟音を気にすることもなく店主は昼寝中でした。何か安価な小物を土産に買おうかと陳列品をしばらく見たものの、女性を起こすのが申し訳なく立ち去りました。多分、この「のどかさ」がラオスの魅力なのでしょう。人工的な音がしない自然の中と違って人々の営みが重ねられる街には音が溢れているものですが、そのバランスによって印象は異なります。「静寂」は時にそれを切り裂く激しい音響によって際立つものかもしれません。だとすればトゥクトゥクこそが静かなルアンパバーンの「陰の立役者」ということになるのです。


 

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江藤誠晃 TOMOAKI ETO : TRAVEL PLANET NAVIGATOR
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