現地レポート!ウラジオストクの芸術家パベルさんに取材しました。

ウラジオストク

ウラジオストクの街を歩いていると見かける銅像や壁画。地元の芸術家パベルさんに取材しました。

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ウラジオストクの芸術家パベルさんへの取材

パベル

ウラジオストクの街を歩いていると見かける銅像や壁画。これらのほとんどが、地元の芸術家パベルさんの作品です。どうしてパベルさんはわざわざ街中に作品を作るのか?それにどんな意味があるのでしょうか?ご本人に直接お会いして取材しました。

 

なぜパベルさんは、街中に作品を作るのか?

パベルさん作品

ロシアはかつてソ連時代に共産党による一党独裁制により国民は苦しい生活を強いられてきました。それを立て直すために1980年代後半、共産党書記長に就任したミハイル・ゴルバチョフが提唱・実践したのがペレストロイカ。ソビエト連邦の政治を民主化な方向に改良していきましたが、ソ連崩壊後のロシア人の生活は仕事もなく貧しく、荒んだ毎日を送っていました。ウラジオストクで生まれ育った1978年生まれのパベルさんにとってペレストロイカは多感な少年期。失業者が溢れ生活は皆苦しいものでした。『自分の作品でウラジオストクの人達を元気にしたい!』という思いがパベルさんの創作活動の原点にはあるそうです。

 

幼少期のパベルさんと作品のきっかけ

パベルさん

取材に真剣に答えてくれるパベルさん

パベルさんはちょっと不思議な子供だったようです。小さな頃から美術や詩などの芸術的なインスピレーションが次々と沸いてきて、それを毎日作品にしていく。生まれながらにして芸術家、そんな幼少期でした。そして大人になり2005年からニューメキシコを拠点にアメリカ旅をしながら作品を作り続け、旅から帰ってきてギャラリーでの展示を始めました。転機が訪れたのはパベルさんが結婚して子供が生まれた時。まだウラジオストクは経済が安定していない状態で、ギャラリーに作品を見に来るような人はほとんどいませんでした。でも子供が生まれて、『もっと沢山の人生を幸せにしたい。今の人々の人生は、幸せじゃない!』と思ったそうです。ギャラリーにも来られない一般人にも作品を見て幸せになってもらいたくて、街中の壁に絵を描き始めたのが、街に芸術作品を展示するきっかけになりました。

 

苦労続きの芸術家の生活

パベルさん作品

ウラジオストクには当時人口3万人に対し、5千人の日本人が住んでいた時期があったそうです。日本人街の入り口にある壁画。

パベルさんが絵を書き始めた当時は依頼されて書いているわけではないので、持ち主に絵を描く交渉を自分でしいて許可を得て書いていたそうです。なのでギャラも発生せず、絵具代だけ出してもらってボランティアの様な状態で作品を作り続けていたそうです。今でも地元ではそんなに認知度があるわけではないようで、今回TRAVEL PLANETが取材したいと申し出た時、本当に驚いたと同時にとても嬉しかったそうです。取材はパベルさんのお宅にお邪魔して行われたのですが、とても嬉しそうに招き入れてくれて沢山お話ししてくれました。

 

パベルさん作品

街中でちょこんと座るダンディなおじさんの銅像。一緒に写真を撮るのがちょっとしたブーム。

 

パベルさん作品

トラはウラジオストクの象徴。トラの祭りがあるくらい、トラは愛されています。

 

パベルさん作品

絵を描くのは住民のため、そっけない所に住むのは可哀相だと思い、貧しい団地の壁に絵を描きました。生活が苦しいけれど、子供の為に一生懸命働く母と子供が描かれています。パベルさんの絵が描かれてからは、団地が明るくなったそうです。

 

パベルさん作品

2015年のロシアの経済危機に描かれた風刺画。全部のものを帽子の中に入れて隠しちゃおうという、ロシアの悪い表現を絵にしたもの。帽子が描かれる前はただの汚い壁だったけど、今は観光客にはお洒落な写真スポットになっています。

 

パベルさんの作品への思い

パベルさん作品

作品は基本的に街の人達に喜んで貰えるものを書いてるそうです。昔からどういう人が住んでるのか、歴史、社会、 場所など様々なことを考える事が大事で、依頼をされてから8日間はじっくりと考えてどんな絵を描くか決めます。時々壁画の上に落書きされたり、壁画が消されてしまうこともあるそう。でもそれもOKというのも彼のスタンス。絵が消えることは、壁画を消して壁を綺麗にするということだからそれにもお金がかかる。なので経済が良くなったということなのでいいこと、と判断するそうです。

 

パベルさんはウラジオストクが大好きで、現地のことをこう語っています。『ウラジオストクは人が魅力。坂を登るのはきついけど、それに慣れてるから気持ちが強くなって行く。1番上まで登れば綺麗なものが観れるから、芸術的な感性が養われる。ソ連崩壊後しばらく、ロシア人はみんな飲むだけだった。でもウラジオストクは違った。みんな変わらず働いた。日本の中古車ビジネスもかなりウラジオストクの人達を助けたので、みんな日本人が大好きだ。どの作品にも人がある。ウラジオストクの人は一般人はいない。ピロシキ教えてくれたオリガさんがウラジオストクの象徴。彼女みたいな人を表現したい。』

 

ピロシキ

底抜けに明るくて温かいウラジオストクの女性達。こんな女性達が活躍するウラジオストクが悪い場所なはずがない。ウラジオストクは人々が尊重しあって、幸せな街だと思いました。ピロシキを作った時の様子>

 

パベルさん作品

みんなの幸せを願って描かれた、パベルさんの作品を巡る旅も面白いですね。フォトジェニックな写真をSNSにアップするのも旅の醍醐味。ぜひ見に来てくださいね!ツアーの詳細はこちら>

 

取材協力 写真提供 ウラジオ.com

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