当ページでは、現在所有しているパスポートを切替更新したい方向けに、申請から取得までの流れや費用を全手順ごとに詳しくご紹介します。
申請から発行まで約10〜14日程度かかるので、時間に余裕を持って申請しましょう。
また、現在所有しているパスポートを返納した上で、新たに10年または5年間有効なパスポートを発行するため、旅券番号が変わります。(古いパスポートは手元に返ってきます)
オンラインで切替更新を行う場合は、下の記事で詳しく解説しています。
パスポートを切替更新する方法|取得までの全手順と流れ
パスポートの切替更新は、住民登録がある都道府県のパスポート窓口で行います。(住民票に記載されている都道府県)
申請と受け取りは同日内にできず、発行まで10〜14日くらいかかります。
発行完了次第、申請した窓口に6ヶ月以内に受け取りにいけなければいけないルールがあります。
なお、パスポートの切替更新は、下の4つの方が対象です。
- 有効期間が残り1年未満で新しくしたい方
- パスポートを損傷し新しくしたい方
- 査証欄の余白がなくなり新しくしたい方
- 戸籍上の氏名、性別、本籍地の都道府県が変わった方
パスポートの切替更新のやり方を各手順ごとに詳しくみていきましょう。
手順①:必要なものを準備する
- 一般旅券発給申請書1通(10年用または5年用)
- 戸籍謄本1通(6ヶ月以内に発行されたもの)
- パスポート用写真1枚
- 有効なパスポート
- 本人確認書類
- 住民票(該当者のみ)
状況によって必要書類が異なります。
全員共通で必ず必要な書類は「一般旅券発給申請書1通」「戸籍謄本1通」「パスポート用写真1枚」「有効なパスポート」の4つ。
住民票は該当者のみ必要です。
1つずつ詳細を解説します。
一般旅券発給申請書1通(10年用または5年用)
一般旅券発給申請書は、パスポートの申請書です。
記入用紙は、各都道府県のパスポートセンター、市町村役場などのパスポート窓口に置いてあるので、事前準備不要です。
なお、外務省ホームページの「一般旅券発給申請書用(10年・5年)」ページからオンラインで申請書を作成できます。(記入と印刷が可能)
オンラインで申請書を作成すれば、窓口で記入する必要がないため、申請時にできるだけ窓口にいる時間を短縮できます。
1分でも時間を無駄にしたくない場合は、オンラインで申請書を作成後に印刷して、窓口に持参しましょう。
注意点①:10年用と5年用で申請書が異なる!
申請書を作成する際は、10年用と5年用で申請書が異なるため、申請の際は間違わないように書類を選択しましょう。
特に、オンラインで申請する場合はチェックを入れる場所を間違わないように!
注意点②:未成年者の場合は形式が異なる!
18歳未満の未成年は、5年間有効なパスポートの申請のみ可能です。(10年間は申請不可)
また、申請者が未成年の場合は、法定代理人(親権者等)の署名が必要です。
戸籍謄本1通(6ヶ月以内に発行されたもの)
戸籍の氏名、本籍地の都道府県、性別に変更がない方は省略できます。
ただし、有効なパスポートの記載事項が読み取れないほど損傷している場合や個人情報に変更がある場合は、6ヶ月以内に発行した戸籍謄本1通が必要です。(戸籍抄本は不可)
同一戸籍内の家族も同時に申請する場合は、戸籍謄本1通で申請可能です。
なお、2ページ以上のものを本人分だけ切り離すと無効になるので、切り離さずにそのまま窓口に提出します。
電算化された戸籍では、戸籍謄本は「全部事項証明書」になります。
戸籍抄本と間違わないように!
パスポート用写真1枚
縦4.5cm×横3.5cmサイズの写真が1枚必要です。(ふちなし)
写真の裏面下部に名前を記入し、申請書に貼らずに提出します。
なお、表面に文字が浮かび上がらないよう筆圧に注意してください。
写真撮影は、スマホで自撮りしたものをコンビニで印刷して使用することも可能です。
しかし、細かい条件が定められており、クリアしていないものは撮り直しになってしまうので要注意。
よくわからない場合は、証明写真機などを利用をおすすめします。
- 申請者本人のみが正面を向いて撮影されたもの
- 無帽で背景や影がなく、目や顔、頭の輪郭が隠れていないもの
- ふちなしで縦45ミリメートル、横35ミリメートル
- 顔の縦の長さは、34±2ミリメートルであること
- カラーでも白黒でも可
有効なパスポート
有効期限が切れていないパスポートの提示が必要です。
窓口で提示後、返してもらえます。
なお、新しいパスポートを受け取る際も提示が必要です。
本人確認書類
申請時に窓口にて、下の書類の中から1点提示が必要です。
- 運転免許証
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 写真付きの住民基本台帳カード
- パスポート(失効後6か月以内のものを含む)
- 運転経歴証明書(交付年月日が平成24年4月1日以降のもの)
- 写真付きの身体障害者手帳(写真張り替え防止がなされているもの)
もし、上記書類がない場合は、下表のA欄から2点、またはA欄とB欄から各1点ずつを提示または提出します。(B欄から2点は不可)
A欄 | 健康保険証、国民健康保険証、船員保険証、共済組合員証 介護保険被保険者証 後期高齢者被保険者証 国民年金手帳(証書)、厚生年金手帳(証書)、恩給証書、船員保険年金手帳(証書)、共済組合年金証書 基礎年金番号通知書 印鑑登録証明書(登録印鑑も必要、6ヶ月以内に発行されたものを提出) |
B欄 | 学生証(写真付き)、中学校の生徒手帳(学校長の押印があるもの、写真がなくても可) 在学証明書(学校教育法第1条に規定する学校が発行したもの、提出) 会社の身分証明書(写真付き) 日本国旅券(失効後6ヶ月を経過したもの) 写真付きの身体障害者手帳(写真張り替え防止がなされていないもの) 高齢受給者証 各種医療受給者証 資格証明書(国務大臣又は都道府県知事発行のもの) 本籍地市町村発行の身分証明書(6ヶ月以内に発行されたもの、提出) |
住民票(該当者のみ)
ほとんどの都道府県では、住基ネットで確認するため、原則不要です。
ただし、転入届を提出した当日にパスポート申請をする方、申請する都道府県外に住民登録があり居所申請の条件に該当する方は、6か月以内に発行された住民票が1通必要です。
手順②:パスポート申請窓口に行き切替更新手続きをする
必要なものを揃えたら、住民登録している都道府県のパスポート窓口に行き切替更新手続きをします。
申請後は、引換証を渡されるので無くさないように保管しておく必要があります。(受取時に必要なため)
切替更新手続きをする日は、申請のみで受け取りは後日となります。
そのため、パスポートの発行手数料の支払いはありません。
なお、申請時に受け取りできる最短日を教えてもらえるので、忘れずにメモしておきましょう。
下の記事では、各都道府県ごとのパスポート窓口を一覧でまとめています。
手順③:パスポート窓口にパスポートを受け取りに行く
手続き時に教えてもらった受け取りできる日以降に、申請したパスポート窓口に受け取りに行きます。
受け取り時に、引換証が必要なので忘れずに持参しましょう。(収入印紙と収入証紙を引換証に貼付)
氏名、生年月日、性別、本籍地などが間違っていないか、必ずご確認ください。
なお、受け取りの際にパスポート発行手数料を支払います。
手数料は下のとおり。
パスポート新規発行手数料(通常)
種類 | 収入印紙 | 都道府県手数料 | 合計 |
10年間有効 | 14,000円 | 2,000円 | 16,000円 |
5年間有効 (12歳以上) | 9,000円 | 2,000円 | 11,000円 |
5年間有効 (12歳未満) | 4,000円 | 2,000円 | 6,000円 |
発行日から6ヶ月以内に受け取らないと失効するので要注意!
パスポートの切替更新に関するよくある質問
まとめ
パスポートの切替更新は、申請時と受取時に2回窓口に行く必要があります。
ただし、オンライン申請ができる窓口であれば、受取時のみ窓口に行けばOKです。
手数料は変わず、圧倒的に時間短縮できて便利です。
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