Booking.com(ブッキングドットコム)で予約した後に、ほかのサイトのほうが安いと分かった時に差額を返してもらえる「プライスマッチ」の条件と申請の手順を、利用規約の文言どおりにまとめます。
- プライスマッチは続いている制度。2026年10月14日に読んだBooking.comの利用規約(2025年9月15日発効)の「プライスマッチ」の項に、同じ宿を同じ条件でより安く見つけたら差額を返金すると書かれている
- 差額が戻る条件は6つ。宿と部屋タイプ・日程・キャンセル規定・人数・食事プラン・宿の現地通貨の料金
- 請求できないのは7つ。ログインやクーポンコードで下がる料金、パートナー・オファー、予約をキャンセルした後など
- 申請はスクリーンショットと相手のページのリンクを添えてカスタマーサービスへ。電話でもよい
- 申請の期限は規約に書かれていない。ただし「Booking.comが確認した時点で相手の料金が予約できる」ことが要件なので、見つけた当日に出す
Booking.comのプライスマッチとは?早見表

Booking.comの利用規約(2026年10月14日確認・2025年9月15日発効)の「プライスマッチ」の項は、こう始まります。「当社で宿泊施設を予約した後に、お客様が、他のウェブサイトで同じ宿泊施設を、同じ条件で、より低い料金で見つけた場合、当社は差額を返金することを約束します」。ひとことで言えば、予約した後に見つけた「同じ宿・同じ条件・より安い料金」との差額を返す制度です。
| 項目 | 内容(利用規約の記述) |
|---|---|
| 何が戻る | 他のウェブサイトとの差額。宿泊施設の予約だけが対象(規約の「B. 宿泊施設」の項) |
| いつ使える | Booking.comで予約を完了した後。予約する前の料金比較は対象にならない |
| 条件 | 6つ。宿と部屋タイプ・日程・キャンセル規定・人数・食事プラン・現地通貨 |
| 請求できない場合 | 7つ。ログイン・クーポンコードで下がる料金、パートナー・オファー、キャンセル後など |
| 申請の方法 | メール(スクリーンショット+相手のページへのリンク)か、カスタマーサービスへの電話。手順は6ステップ |
| 相手の料金の状態 | オンライン上のもので、Booking.comが確認した時点で予約できること |
| 認められたら | 予約料金を訂正(可能な場合)するか、滞在後に差額の返金を請求する手順を案内。2通り |
| 申請の期限 | 規約に記載なし(2026年10月14日時点)。見つけた当日に出すのが確実 |
| 判断するのは誰 | Booking.comが単独で判断する、と明記 |
2023年から変わった点
当記事の2023年版や、検索結果に出る古い解説と、2026年10月14日に読んだ規約の違いです。古い情報で申請すると、必要な証拠が足りなかったり、返金の形を誤解したりします。
| 項目 | 2023年の案内 | 今の規約(2026年10月14日確認) |
|---|---|---|
| 申請の期限 | チェックイン日の24時間前まで | 期限の記載なし。「確認した時点で予約できる」ことが要件 |
| 用意するもの | 相手のページのURL | スクリーンショットと相手のオファーへのリンク(メールの場合)。電話でも申請できる |
| 戻り方 | 支払ったクレジットカードに返金 | 予約料金の訂正か、滞在後に差額の返金を請求する手順の案内。返金の方法は規約に書かれていない |
| 条件の数 | 5つ(宿・部屋、日程、キャンセル規定、予約済み、期限) | 6つ。宿泊者数・追加サービスや食事プラン・宿の現地通貨の料金が加わった |
| 請求できない場合 | 4つ | 7つ。パートナー・オファー、自分でキャンセルした場合、単一ユニットの宿が加わった |
差額が戻る条件6つ

規約の「プライスマッチが適用される条件」は6つです。すべて「相手のオファー」と自分の予約が同じであることを求めています。1つでも違うと申請は通りません。
| 条件(規約の文言) | 具体的にそろえること | つまずきやすい点 |
|---|---|---|
| 宿泊施設および部屋タイプがどちらも同じ | 同じ宿の同じ部屋タイプ | 部屋タイプの呼び方がサイトごとに違う(「スタンダードダブル」と「ダブルルーム」)。広さ・ベッド・眺望で同じ部屋かを確かめる |
| チェックイン日とチェックアウト日が同じ | 同じ日程・同じ泊数 | 相手を1泊で見て、自分の予約が2泊なら対象外 |
| 同じキャンセルポリシーおよび条件 | 無料キャンセルなら相手も無料キャンセル。返金不可なら相手も返金不可 | 返金不可の料金はたいてい安い。自分が無料キャンセルで予約していると比べられない |
| 対象宿泊者数が同じ | 大人の人数・子供の人数と年齢 | 相手が「2名」で自分が「2名+子供1名」なら対象外 |
| 追加サービス / 食事プランが同じ | 朝食の有無・夕食の有無・駐車場などの付帯 | 朝食なしの安い料金を、朝食付きの予約と比べていないか |
| より低い料金のプランがその宿泊施設の現地通貨で提供されている | 海外の宿なら相手の料金を現地通貨の表示で確かめる | 日本円で表示された料金は換算が入るので条件を満たさない。Booking.comの支払い通貨も合わせて見る |
申請する前に、次の6つに全部チェックが付くかを見てください。
- 相手のページの宿名と部屋タイプは、自分の予約確認の宿名・部屋タイプと同じ
- チェックイン日・チェックアウト日が同じ
- キャンセル規定(無料キャンセルの期限・返金不可)と支払いの条件が同じ
- 大人と子供の人数が同じ
- 朝食などの食事プランと追加サービスが同じ
- 相手の料金は宿の現地通貨で表示されている(海外の宿の場合)
請求できない7つの場合

条件がそろっていても、規約の「プライスマッチを請求できない場合」に当たると差額は戻りません。7つあります。
| 請求できない場合(規約の文言を要約) | 意味 | よくある例 |
|---|---|---|
| 予約の完了まで宿泊施設や部屋タイプを明らかにしないウェブサイトのオファー | 予約するまで宿名が出ないサイトは比較の相手にならない | 「4つ星・駅近」とだけ出て、予約後に宿名が分かる形式のセール |
| 不透明、疑わしい、詐欺の可能性が高いウェブサイトのオファー | 相手のサイト自体が信用できない場合 | 運営者が分からない格安サイト |
| ロイヤルティプログラムや特典プログラムの一部で、リピート利用・ログイン・クーポンコードの使用・紹介などを条件に下がる料金 | 会員だけ・コードを入れた人だけの料金は対象外。相手の料金はログインしない状態で見る | 他社の会員ログイン後の料金、クーポンコードを入れた後の料金。Geniusの割引後の料金で比べることもできない |
| 自分の予約がパートナー・オファー、または比較の相手がパートナー・オファー | Booking.comが提携会社を通じて出す料金はプライスマッチの対象外(パートナー・オファーのよくある質問にも「対象外」と明記) | 予約画面に「パートナー・オファー」と表示されたプラン |
| 予約をキャンセルした場合 | 申請した後でも、自分で予約をキャンセルすると差額は請求できない | 安い相手を見つけて先にキャンセルし、取り直してから申請する |
| 単一ユニットの宿泊施設で、その性質上ほかでは利用できない施設 | 1棟貸しの別荘など、ほかのサイトに同じ物件が無いもの | 一棟貸しのヴィラ |
| (規約の末尾)Booking.comが資格を単独で判断する | 条件を満たしていると思っても、最終的な判断はBooking.com側 | 相手の料金が確認時に売り切れていた場合など |
パートナー・オファーは、Booking.comが「より競争力の高い料金のプランを提供するため、他の会社と提携」して出す料金で、前払いが必須・ほかのオファーと併用できない・予約後の変更ができない、とよくある質問(2026年10月14日確認)に書かれています。同じページに「予約はプライスマッチの対象になりますか?」の答えとして「いいえ、こちらの予約はプライスマッチの対象外となります」とあります。
申請の手順とスクリーンショットに写すもの

規約の「他社で予約した方が安かったことに気付いた場合」の手順は6ステップです。
- 予約確認ページで「同じ客室が他社でより安かった場合」を探す(アカウントメニューの「予約&ご旅行」から自分の予約を開く)
- 相手のより安いオファーが、6つの条件をすべて満たしているかを確かめる
- 相手のオファーへのリンク(URL)を保存する
- スクリーンショットを1枚または複数枚撮り、関連するデータがすべて写っていることを確かめる
- カスタマーサービスに連絡する(メールならスクリーンショットとリンクを添える。電話でもよい)
- 請求が確認されると、Booking.comが予約料金を訂正(可能な場合)するか、滞在後に差額の返金を請求するための手順を案内する
スクリーンショットに写すもの
規約は「関連するデータが必ずすべてキャプチャされていること」とだけ書いています。6つの条件を確かめられるように、次の項目が1枚か数枚のスクリーンショットに入るように撮ります。
- 宿の名前と部屋タイプの名前
- チェックイン日・チェックアウト日(泊数)
- 大人と子供の人数
- 朝食などの食事プラン・追加サービス
- キャンセル規定(無料キャンセルの期限か、返金不可か)
- 料金と通貨(海外の宿は現地通貨の表示)。税・サービス料込みの合計も
- ブラウザのアドレス欄(URL)と、撮った日時
連絡の方法
カスタマーサービスへの連絡は、ログインしたヘルプセンターからのメッセージか、電話です。Booking.comヘルプセンターはログインしていないと問い合わせの画面に進めないので、先にログインします。電話番号と、つながらない時の順番はBooking.comの問い合わせ先にまとめています。予約が出てこない・ログインできない時はBooking.comで予約確認できない時の確認順を先に見てください。
認められたらどうなる?期限はいつまで?

認められた後の2通り
規約は、請求の確認後に「予約料金を訂正(可能な場合)するか、滞在後の差額返金を請求するための詳しい手順をご案内します」と書いています。つまり、予約の料金そのものが安くなる場合と、泊まった後に差額を返金してもらう場合の2通りです。返金の方法(元のカードに戻るか等)は規約に書かれていないので、案内された手順に従います。返金がいつ届くかの一般的な目安はBooking.comの返金はいつ?で説明しています。
申請の期限
2026年10月14日に読んだ規約には、申請の期限は書かれていません。以前の案内にあった「チェックイン日の24時間前まで」の文言は、今の規約にはありません。ただし、相手のオファーは「Booking.comが確認した時点で利用可能であること」が要件です。相手の料金が値上がりしたり満室になったりすると、その時点で通らなくなります。見つけた当日にスクリーンショットを撮って申請するのが確実です。
通らなかった時にできること
- 条件を見直す。部屋タイプ・食事・キャンセル規定・人数・通貨のどれかが違っていないか。違っていたら、そろう相手を探して出し直す
- 自分の予約が無料キャンセルなら、キャンセル期限の前に取り直す。キャンセル規定と返金の流れはBooking.comの返金で確かめる。返金不可の予約はこの手が使えない
- Booking.com側で安くする。Geniusの会員割引とクーポン・キャンペーンは、予約の前に使う。プライスマッチとは別に、WALLETの特典が付く予約もある
agoda・ホテル公式の保証との違い

「最低価格保証」と呼ばれるものは、サイトごとに名前も条件も違います。Booking.comの予約で使えるのはBooking.comのプライスマッチだけです。
| 保証 | 差額の形 | 期限 | 使える予約 |
|---|---|---|---|
| Booking.com プライスマッチ | 予約料金の訂正か、滞在後に差額を返金 | 規約に記載なし(2026年10月14日確認) | Booking.comで予約した宿泊 |
| agoda ベストプライス保証 | agodaの制度。条件と申請先はagodaのベストプライス保証で | 同記事で | agodaで予約した宿泊(Booking.comの予約は対象外) |
| ホテル公式のベストレート保証 | 公式サイトで予約した人向け。条件はホテルごと | ホテルごと | 公式サイトの予約(Booking.comの予約は対象にならないのが普通) |
Booking.comとagodaは同じBooking Holdingsのグループ会社ですが、別のサイトとして扱われます。agodaの予約をBooking.comのプライスマッチで申請することはできません。逆も同じです。ホテルの公式サイトにある「ベストレート保証」は公式サイトで予約した人の制度なので、Booking.comの予約には使えません。Booking.comの評判や使い勝手を先に確かめたい方はBooking.comの評判と注意点もどうぞ。
プライスマッチでよくある質問
予約する前に、ほかのサイトのほうが安いと伝えて安くしてもらえますか?
できません。プライスマッチはBooking.comで予約を完了した後に、ほかのサイトの料金との差額を返す制度です。予約する前なら、安いほうのサイトで予約するか、Booking.comのクーポンを使って予約します。
Geniusの割引後の料金や、クーポンを使った後の料金で申請できますか?
相手の料金が「ログイン・クーポンコード・リピート利用・紹介などを条件に下がる料金」なら対象外です。相手のサイトはログインしない状態で見た料金で比べます。自分のBooking.comの予約がGeniusやクーポンで安くなっていても、相手の一般料金がそれより安ければ申請はできます。
日本円で表示された料金のスクリーンショットで申請できますか?
海外の宿は、相手の料金が「その宿泊施設の現地通貨で提供されている」ことが条件です。相手のサイトの通貨を現地通貨に切り替えて撮ります。自分の支払いの通貨の選び方はBooking.comの支払い方法と通貨で説明しています。
agodaで予約した宿を、Booking.comのプライスマッチで申請できますか?
できません。同じグループ会社ですが別のサイトです。agodaの予約にはagodaのベストプライス保証があります。
「ブッキングドットコムが最安値の要求を取りやめた」というニュースと関係がありますか?
別の話です。そのニュースは、Booking.comが宿に対して「ほかのサイトより安い料金を出さない」ことを求めていた契約条項(最安値条項)を取りやめたもので、宿とBooking.comの間の取り決めです。利用者が差額を返してもらうプライスマッチは、今の規約にそのまま残っています。
まとめ
- プライスマッチは、Booking.comで予約した後に見つけた「同じ宿・同じ条件・より安い料金」との差額を返す制度。利用規約の「プライスマッチ」の項が根拠
- 条件は6つ。宿と部屋タイプ・日程・キャンセル規定・人数・食事プラン・現地通貨の料金がすべて同じ
- ログインやクーポンコードで下がる料金、パートナー・オファー、キャンセルした後は請求できない
- 申請はスクリーンショットと相手のリンクを添えてカスタマーサービスへ。認められると料金の訂正か、滞在後に差額を返金
- 期限は規約に書かれていないが、相手の料金が確認時に予約できることが要件。見つけた当日に出す
予約した後も、同じ条件の料金を1度は見比べておくと、差額が戻ることがあります。予約の前なら、クーポンとGeniusで先に安くしてください。
出典(3件・2026年10月14日確認)
ヘルプ・よくある質問
- Booking.com パートナー・オファーのよくある質問(プライスマッチの対象外)
- Booking.com ヘルプセンター(料金について)
規約・条件
- Booking.com サービス利用規約(お客様向け)(更新日 2025年9月15日・B7.1 プライスマッチ・B7.2 パートナー・オファー・A7.4 打消し線の料金・A16.1 問い合わせ)
